二胡奏者・許可のコンサート

許可コンサートちらし

昨日、二胡奏者「許可(シュイ・クゥ)」さんのコンサートに行ってきた……
中国・南京生まれ。
1982年国立中央音楽学院を卒業。
翌年、国立中央民族楽団の首席二胡奏者(コンサートマスター)に就任。
1989年、中国芸術家代表団の音楽監督としてアメリカ公演を行い、「ヒューストン市名誉市民」となる。
さらに、昨年(2005年)末のNHK紅白歌合戦においても、立ち演奏で出演されていた。

感想を一言で言えば、
「超一流の二胡奏者の演奏というのはこういうものなのか!」
チャールダッシュでは、ハーモニクスにビブラートをかけていて、それでいて音が全くぶれない。
驚嘆の一言です。

丁度私の席の前に、作曲家の「劉 文金」さん(曲:三門峡暢想曲)と、同じく古典楽器全般の作曲家である「王 建民」さんとが座っていらっしゃいました。
途中で許可さんの勧めで2回ほど立たれて、最初は壇上で、2回目はご自身の席から、観客に挨拶をされていました。
(2回目は、ご自身作曲の曲の演奏後です。)

このとき、一緒に、双子の古箏奏者「鶯と燕」がいたのですが、王建民さんの曲もよく演奏されるようで、一度話をしてみたいと言うことで、3人で中国語で会話をしていました。
彼女たちも、美しく立派な演奏家なのですが、その2人が普通の一ファンに戻って王建民さんと話をされているのは、非常にほのぼのとした印象を受けましたね。