2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

二胡奏者・許可のコンサート

昨日、二胡奏者「許可(シュイ・クゥ)」さんのコンサートに行ってきた…… 中国・南京生まれ。 1982年国立中央音楽学院を卒業。 翌年、国立中央民族楽団の首席二胡奏者(コンサートマスター)に就任。 1989年、中国芸術家代表団の音楽監督としてアメリカ公演…

「バンド」と「ムード音楽バンド」

十二楽坊のファンブログでのコメントに、私の意見を少し。 十二楽坊の現在進んでいる方向が、十二楽坊に望んだ方向と相容れないということであるはずです。

どういったものか

実に、"ミュージシャン"というのがキーワードであって、自分達の音楽を自分達の口で語ることができるミュージシャン達でもある。 我々は、眼の前で演奏しているグループが、彼らの音楽を自らが語ってくれない限り、音楽グループとは認めがたいところがなかろ…

タレント性重視だった新民楽グループ

私自身としては、これまで、中国新民楽を追いかけてきたところで、この中国楽器には、新しい音楽を作り出す可能性が大きいことを感じる。 一例をあげれば、ひとつの形として革新的な音楽を造り上げたアーティストである、「常静」がいる。 古筝奏者である彼…

中国新民楽

中国楽器を主体として西洋音楽のエッセンスを加えた音楽を、中国では"新民楽"と呼んでいる。 その楽器構成は、二胡、笛子、琵琶、楊筝、古筝といった中国古来の楽器を中心として、現代の4リズム(キーボード、ギター、ベース、ドラム)などを合わせたものが定…

カバー曲についてのちょっとした意見

カバー曲に関しては、賛否両論いろいろと議論されているところですが、種々の事情で、「やむを得ず」入れないと行けなくなる場合もあるような気がします。 ただ、それであっても、メンバーが納得しない曲というのは、やはり不要なような気がします。 逆に言…

中国古典楽器演奏家集団によるカバー曲

この種のグループというと、必ず、内外のカバー曲を演奏するというのが、お決まりにもなっている。 女子十二楽坊の6月の新譜も、スタンダード・ナンバーのカバー曲のみでかためるようである。 ついに、「奇跡」、「自由」といった、私を震撼させてくれた音楽…

箏曲家 ”松本英明”

箏曲家 ”松本英明” 箏の新しい境地を開いた,新進気鋭の箏曲家! 十七弦箏を「おとなしく大勢で奏でる音楽」なんて思っていたら、この方のCDを聴いてみましょう。 少なくとも、今までのいわゆる「お琴」の概念を覆されることでしょう。 箏の胴をパーカッシ…

女子十二楽坊の音楽

女子十二楽坊の音楽性が大きく転換しようとしている。 当初、彼女たちの音楽は、 「自由」に代表されるように、スピーディで、より高見に上るような高揚感を沸き立たせるような音楽 「奇跡」に代表されるように、太鼓のリズムにのって始まり、壮大なスケール…